このたびの北海道十勝地方を中心とした記録的な豪雪災害により、被害に遭われた皆さまに
心よりお見舞い申し上げます。
当社施工のパイプハウスに関しては目立った被害はありませんでしたが、あと1日豪
雪が続けば何かしらの被害を受ける可能性はあったかと思います。前回のブログの補足
になりますが、豪雪に当社パイプハウスが強い理由と実際の状況、気を付けるポイント
などご紹介して行きます。

お客様に送って頂いた現地写真

前回のブログで当社パイプハウス倉庫は「屋根に雪が堆積しないよう自然滑雪を促す設計」
とご説明しましたが豪雪時でも写真のように滑雪しています。屋根に堆雪させないので集中
的に大雪が降っても倒壊する事なく耐える事が出来ます。ただし、大型のパイプハウス
になりますと屋根斜面の面積が広くなるので滑り落ちる雪も相当な量に。
写真のパイプハウスのサイズは間口14.4m×軒高3.7mですが軒まで雪が堆雪しています。
軒まで堆雪してしまうと雪の落ち場がなくなり屋根に堆雪して危険な状態に。
近年気候変動の影響なのか豪雪+気温が高い状況が続いているので一夜で雪の重量も劇的に
重くなります。集中豪雪でビニールハウス倉庫やD型倉庫が雪で倒壊する中、当社パイプハウ
スで農業用倉庫や牛舎等をご検討頂ける機会もとても増えていますが決して無敵ではありません。
農家様のご協力や備えもあって事なきを得ているケースも多々あります。
未曽有の大雪は十年に一度必ず来ます。
雪の少ない地域であっても必ずいつか来る豪雪を念頭に設計させて頂いております。